●「特定非営利活動法人 アクティブ ミドル 国際協会」のミッション アクティブなミドルの仕事と生活をお互いにサポートするNPOです。 高齢社会の新産業をつくる「起業セミナー」や駐日各国大使、公使を招いて 「国際交流フォーラム」のほか「ヒューマンネットワーキング」「見学会・街歩き」 などを開催し、エイジレス社会を推進する活動を行っています。


●「ブルガリア・フォーラム」2009年2月25日


駐日ブルガリア共和国大使 ブラゴヴェスト・フリストフ・センドフ氏
(通訳・ブルガリア大使館 ダニエラ・二コロヴァ文化広報科学担当)

◎2009年02月25日 ブルガリア・フォーラム


センドフ大使


センドフ大使+ダニエラ通訳


(動画)
・ダブルクリックします。
*尚、windowsパソコンで見る際は「quicktime」のインストールが必要です。
  こちらよりダウンロードできます(数秒です)



【レポート】
2009年2月25日にブルガリア大使を招いてのフォーラムが開催された。
まずブルガリアの紹介映像を見た後、質問形式で、ブラゴヴェスト・
フリストフ・センドフ大使の答えをブルガリア大使館文化広報科学担当
のダニエラ・二コロヴァ女史が通訳するという形で行われた。
大使はユーモアも取り混ぜながら、それでいて紳士的に回答し、それを
通訳の女史が流暢な日本語で分かりやすく説明するという流れで進んだ。
ー質疑回答の内容は以下のとおり。

・ブルガリアヨーグルトに関して
 約100年前にブルガリアで特別な菌が発見された。この菌はブルガリア
 の気候に適しているため、他の地では、うまく育たない。とても消化がよい
 とのこと。明治乳業も定期的に購入している。ブルガリア人は毎朝食べるし、
 いろんなブルガリア料理の材料としても取り入れられている。
・国旗に関して
 上から白(平和)、緑(農業、自然)、赤(政策、防衛)の3色で構成。
 戦争になったら、上下をさかさまにする(場内ー笑)。
・文字に関して
 キリル文字発生の地で、9世紀に作られた。ソ連時代にキリル文字で文字
 の統一がなされたので、ロシア文字だと思われているが、実はブルガリアが発祥地。
・ワインに関して
 ワインはブルガリア国内トラキア人により5千年前に作られたのが最初。
 フランスが発祥ではない。
・首都ソフィアのネーミングに関して
 意味は「知恵」。近代になって付けられたもの。もともと温泉地だったため、
 ローマ時代に発展し、首都になったのは、後のこと。
・文化遺産に関して
 古い歴史があるため、国内7箇所に文化遺産がある。法でも守る形になっている。
 歴史の中でも、オスマントルコに侵略されたりもしたが、文化遺産はその時代時代で
 守られてきた。
・エネルギー確保に関して
 ウクライナ経由のロシア産ガスが供給停止になった問題は、ブルガリアでも深刻な問題
 になったが、危機状態までは行かなかった。現在は安定しているが、今後どうなるか
 はまだ分からない。
(フォーラム参加者が参加している楽団が演奏活動に行くので心配になっていたとのこと。
 ちなみに演奏曲には琴欧州応援歌も含まれている)
・温泉に関して
 温泉地はたくさんがあるが、以前は日本の温泉地とは違い、治療場所のイメージが強か
 った。しかし、近頃は観光地化されて、バラ、牛乳、ワインなどの温泉も出来てきた。
・日本との共通点に関して
 女性が美しい(笑)。
 共通点はあまり感じないとのこと。違う点は、ブルガリアの山はなだらかなので山の上
 にも住居はある。
 少子化は日本同様あるが、高齢化はない(あまり長生き国ではない)。

今年は、「日本・ドナウ交流年2009」で、日本でもイベントの開催が行われる。
また、「ブルガリア映画祭」も行われるとのこと。ビデオや当日配布された資料を見て
感じたのは、文化遺産も多数あり、自然がとても美しい、
ワインやヨーグルト以外にも、料理がとても美味しそう。
今後、見逃せない国になるだろうと感じるフォーラムでした。
以上
(会員 岩永研一 記)

*終わりに大使より参加者全員に音楽CDやブルガリア料理レセピー、資料
などがプレゼントされた。
●「禁無断転載」