●「特定非営利活動法人 アクティブ ミドル 国際協会」のミッション アクティブなミドルの仕事と生活をお互いにサポートするNPOです。 高齢社会の新産業をつくる「起業セミナー」や駐日各国大使、公使を招いて 「国際交流フォーラム」のほか「ヒューマンネットワーキング」「見学会・街歩き」 などを開催し、エイジレス社会を推進する活動を行っています。


●フォーラム「フードバンクシステム」2009年3月27日


セカンドハーベストジャパン理事長 マクジルトン・チャールズ氏

◎2009年03月27日 フォーラム「フードバンクシステム」


理事長 マクジルトン・チャールズ氏

会場内

親睦会

(動画)
・ダブルクリックします。
*尚、windowsパソコンで見る際は「quicktime」のインストールが必要です。
  こちらよりダウンロードできます(数秒です)



【レポート】
NPOフォーラム「フードバンクシステム」
〜「もったいない」から「ありがとう」と言われる食品へ〜

1.ビデオ観賞【ガイアの夜明け〜余った食のゆくえ〜】
2.講演

T.日本の貧困について
・日本では1,995万人が貧困下で生活している。また75万人が食の安全を確保されていない。
                            =フードセキュリティ
・フードセキュリティとは・・・日常生活を送るために安全かつ栄養のある十分な食べ物を
 適切な手段で入手できること。
・日本にはパントリ(緊急配食センター)は全国どこにもない。
・貧困下で生活する人:母子家庭、高齢者などが多くを占める。路上生活者はそれほど
 でもない。

U.フードバンクの歴史
・アメリカで40年前に設立。日本では2002年に法人化。
・組織説明
@炊き出し:レストランのような役割。7割が日本人のボランティア。
Aハーベストパントリ:食料を回収し、緊急に食糧を必要とする人に配給する。
(緊急配食センターの役割)
Bフードバンク活動:企業や団体から規格外食品を受け取り、社会に還元する。
 ⇒企業のメリット
1)廃棄コスト削減 2)従業員のやる気アップ 3)企業イメージの向上
4)製品のフリーマケティング
C政策提言
 参加促進:例)ドライバーズクラブ

V.認定ボランティア制度について(2HJ 渉外担当 秋元氏より)
・認定ボランティア養成講座を受講→2HJ公認ボランティアに登録される。
 (詳しくはホームページにて)

3.質疑応答
Q.認定ボランティアがトラブルを起こした場合はどうするのか。
A.アメリカでは40年間1度もクレームがない。万が一事故が起きた場合は、
  @同意書により責任の所在を明記A問い合わせ先の明記 により対処する。
Q.規格外商品(ラベル破損など)を安価で売る企業が増えているが、そういった
 企業の増加による2HJへの影響はないののか。
A.今のところ、そういった企業の増加による影響はない。
Q.日本でのフードバンクの認知度の低さについて政策はあるのか。
A.食品企業担当者に、フードバンクの価値をアピールしている。(また、そのため
 に自身の価値を高めている。)
Q.賞味期限が切れた商品は?
A.今の段階では対象としない。レストランなどの残飯も同様。「徹底した安全保障」
 が信頼を築いている。
以上
(会見春香 記)
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